日々のことDYAS
四季にっき
SHIKI NIKKI
2016,Apr,19
平成28年4月19日*にぎやかに
園庭での”おやくそく”を一通り終えた年少さんたち。
今日から全員、園庭に繰り出し幼稚園を存分に楽しむことができる園庭デビューの日。
そんな日にふさわしい、めちゃくちゃ快適で爽やかな朝。
砂場の人口密度も自ずと高まります。
数ある幼稚園の遊び場の中でも1、2位を争うぐらい人気の場所。
そして、ちょっと大袈裟かもしれませんが、ある意味人生の縮図ともいえる場所でもあります。
異年齢が身を寄せ合うなかにも、さまざま違うことをしている。
黙々と一人の世界に入り込み作業する子。想像を巡らせ、仲間とあれこれ相談しながら、それをカタチにしていく子。
一つしかないおもちゃを取り合う子。一つのおもちゃを交替しながら使う子。人が作業する様子をじっと見つめている子。
もちろん、取ったり取られたり、譲ったり譲られたり。教えたり、教えられたり。
調べて見ると、日本での砂場の歴史は1916年(大正6年)頃に(ちょうど100周年!)幼児教育施設に義務化されたそうですが、そのもっと前、世界で初めて幼稚園という施設を創設したフリードリヒ・フレーベルの頃(恐らく)だとすると1837年から現在までの約180年前!
幼稚園に砂場という遊具が誕生し、現在も脈々と幼児たちが好んで活動する場であることを考えると、やはり最強の遊具であることに違いないことを実感します。たまに遊ぶと大人だってハマってしまうところがありますから。笑
現代のキレイキレイ社会では、衛生面やなんだかんだと排除方向にある砂場ですが、キレイ・清潔・安全・安心を選択するか、はたまた、直接体験でしか得られない思考や感覚を削ぐことを選択するか・・・ ン~、なかなか悩ましい現代ではあります。
園庭の、この小さなスペースでは、おさなごたちの様々なコミュニケーション&クリエイティブな活動が日々展開されています。
たかが砂なんですけどね。