日々のことDYAS
四季にっき
SHIKI NIKKI
2016,Jun,01
平成28年6月1日*ひたすら向き合う
今日から一年折り返しの月を迎え、もうすぐ梅雨。
のはず。
しかし、予報を見ても雨マークは見当たらず、大陸からの高気圧が大きく張り出して、「ひょっとして春より気持ちがいいかも」というくらい爽やかな初夏の一日。
特に夕方は寒く感じるぐらいでしたから。
そんなラッキーな日々を過ごす子どもたちは当然お外遊びの機会が多くなり、縦割り関係の中で様々な遊び(学び)が展開されます。
ちょっと慣れてきた新入(もう新入とは言わないか…)さんも、先輩のおにいさん、おねえさんたちが黙々と地面に向かって、まーるい物体を作り上げていく様子を不思議そうに、或いは憧れの眼差しでじーっと眺めている子、それを受け、年少さんに作り方を丁寧に教えてあげている年長さんの姿、先生から教えてもらって今度は見よう見まねながら自分の力で泥団子を作っている姿があちらこちらで見かけられます。
これって凄く自然な姿というか、子どもたち、いや、人間の本来あるべき姿なんじゃないかなと。
「どうやったら固まるの?」 から始まって、「おおきくするのはどうするの?」「まーるくするのはどうするの?」「カチカチにするのはどうするの?」「ツルツルにするにはどうするの?」もっとあるかもしれませんが、「バサッ」ともろくも崩れたり「カチカチ」「ツルツル」に作っていく課程で、子ども自身の心の中では様々な疑問や葛藤を体験しながら、作ることへのこだわりや美意識が芽ばえているのかもしれません。
いつもは大歓声で園庭を駆け回る子どもたちも、泥団子を作っている時だけは寡黙に地面と○に向き合って集中力を高め、先輩職人たちの技を眼で盗み、感じ取り、自ら実践しているのでしょう。
砂場しかり、たかが土(砂)、且つ、めっちゃ大げさな表現ですが、とにかくシンプルにモノづくりを楽しんでいる姿は大変微笑ましい光景です。
ちなみに私は泥団子普及協会の会員でも何でもありません。
前段がやたらと長くなりましたが・・・
今日の”せんせいdiary”の番外編。
ぐるぐるぐるぐる~ ではなく、シュッシュッシュッ!
まさしく abstract art
心のおもむくままに。
感覚で。